みのり地区を歩く
2025年 11月 18日
10月の終わりにみのり地区の
まち歩き研修が行われました。
出発は、福井商工会議所前の
城下南のまちが書かれている
案内板の前です。

途中、豪商の話なども交えて、
木田神社に向かいます。
そこで、新たに聞いたお話ですが、
柴田勝家が賤ケ岳に向かう前に、
その、豪商に軍資金を借りたとか
柴田勝家は、羽柴秀吉(豊臣)に敗れて自刃したから、
踏み倒されましたね。なんて想像をしてみました。
木田神社に着きました。

案内のIさんによれば、地元の方は、
天王さんと呼び、お祭りの時は
大変賑わっていたとか 天王さんとは、
牛頭天王を指し、疫病退散の神のようですね。
(京都の八坂神社も同じ神様です。
京都の祇園祭は疫病退散の御祭りです。)

横には、晴明神社
言い伝えによると安倍晴明がこの地によったことで、
お祀りしているようですが、
地区では、火除けの神様として、
信仰されているそうです。
福井空襲の時もこの地区だけは、
火災に遭わなかったとか、
また、お祭り時には、雨の日が多いそうです。
次は、木田荒町一里塚跡と世直神社へ向かいます。
世直神社は福井藩の幕末の町奉行鈴木主税を祀っています。
木田荒町の町民にのみ課せられていた悪税「あおだ」を
撤廃したことから、
町民から「世直大明神」として崇拝され、
生前に生き神として祀られということです。

一里塚は、江戸時代に全国的に整備され、
江戸の日本橋から一里(約4K)ごとに設けられて、
榎などが、植えられ旅人の休憩の場としても
利用されていました。

真宗山門徒派 専照寺
福井県には、浄土真宗10派のうち、4派の本山があり、
福井市にあるのは、この専照寺です。
専照寺の山門の前の道路は、以前は川でした。

質問がありました、「寺紋が「かりがね」ですね。
柴田勝家の紋も雁金ですが、
関係は、あるのですか? 」
多分お寺の開基の由来の伝説から、
雁金はきていると思われますとの参加者の回答です。
次は、今坂に向かいます。
その前に福井鉄道の赤十字前駅について
この駅名は、平成22年までは、福井新駅でした。
駅は大正14年に福井市駅として開業されました。
昭和25年の震災復興時に、線路が拡張され、
足羽川を渡ることになり、ひげ線も出き、
福井中心部の駅が福井駅になったので、
駅名を改名され、福井新となりましたが、
平成になって、赤十字前と駅名が変わりました。
私、若かりし頃どうして、
福井新という名前なのか、
疑問に思いましたが、
あ~そういうことだったのねと納得しました。
今は、おしゃれな住宅地となっている大和紡績の工場ですが、
専用の線路があったのようです。。
(貨物用だったのかしら?従業員やお客様用?)
こうやってまち歩きをしていると、
いろいろ想像しますよね。
大和紡績といえば、
プロゴルファーの岡本綾子氏が働いていたとか、
ゴルファーになる前は、ソフトボールの選手でしたね。
岡本綾子氏が、わかるのも、
どの年代までなんでしょうね?
と思ってしまう私。
まち歩きは続きます。
福井市月見1丁目の県道229号線
(フェニックス通りまたは、旧8)より
東側 福鉄の駅赤十字駅より南側には、
小さい今坂と呼ばれる山がありました。
その場所は今は削られて平地になっていましたが、
現状は少し、高くなっており、歩くと痕跡だとわかります。

この円状の形は、先ほどの大和紡績に続く線路の跡でもあるようです。
このような場所、地元の人が知っている道、
聞かなければ、
わからない道ですね。
これだから、まち歩きは、テレビ番組のようで面白い。
この後、福井城下の南の端 赤坂の位置や、
たばこ町の謂れなどを
聴き、宝蔵寺に向かいました。
宝蔵寺には、寝釈迦様がおられます。
涅槃像はよく聞きますが、
ここは寝釈迦様で、
35歳の悟りを開いた後のお姿で、
全国においても、寝釈迦様は一体だけだそうです。
(涅槃像ではありません)
元は、赤坂の興樂寺の本尊でしたが、
今は宝蔵寺さんに安置されています。
宝蔵寺は、禅宗の黄檗宗のお寺です。
福井・石川・富山の中で、黄檗宗のお寺は
宝蔵寺さんだけになります。
黄檗宗の開祖はインゲンマメを
日本に紹介した隠元禅師で、
他に、西瓜、孟宗竹、木魚も、隠元禅師の請来によるものです。
(黄檗宗 本山万福寺のHPより)
この後、一行は、商工会議所に戻りますが、
横に赤十字病院があります。
赤十字病院が建つ前は、沼だったとか、
沼を埋める土はどこから、運んだのだろう。
八幡山を削って?今坂の山の土?
参加者でワイワイガヤガヤ
賑やかなこと、賑やかなこと
そして、堤道の痕跡を辿ります。
堤道は江戸時代の地図にも残っています。
字のとおり、堤防の役割を持つ道でした。
低い西側の土地を護った道ですね。
お天気に恵まれて、あっという間の2時間でした。
福井城下南の町は、いろいろ歴史があって
面白いですよね。



