10月31日(木)、
福井県観光ボランティアガイド連絡協議会
主催の先進地視察研修会で宇治市観光と、
宇治観光ボランティアガイドクラブとの
意見交換会に参加してきました。
今回の参加者は
福井県の11団体合計41名でした。
我々の団体からは、
平野和夫会長をはじめ、
合計8名が参加しました。
先進地研修会に初めて参加した私は、
これまで宇治市観光として平等院しか
知らなかったので、とても新鮮で、
また宇治観光ボランティアガイドの方々との
意見交換会では、
ガイドの立ち位置について様々な
考えがあることを知り、
大変勉強になりました。
それでは、研修会の概要です。
最初に、宇治ICに近い
黄檗宗総本山を訪れました。
このお寺は日本三禅宗の一つで、
江戸時代初期(1661)に
中国福建省から渡来された隠元禅師により
開創されたとのこと。
最初に目を引いたのは入り口、総門でした。
パッと見て中国式です。
このお寺の特徴は、
儀式作法が中国明代の仏教儀礼で
行われているそうで、
お経は明代の中国語。
建築様式も、明朝様式で
上空から見ると伽藍が龍を表し、
「龍の伽藍」と言われているそうです。
踏み石が龍の背骨や鱗を表していることや、
仏像、建築物の説明、特徴など
お坊さんのガイドでより勉強になるとともに、
楽しめました。
昼食には、名物、普茶弁当をいただきました。
中国風精進料理で、
禅師の名前が付いた「いんげん豆」のほか、
どの食材が隠元禅師と共に伝来したものか
考えながら食べていましたが、
とても美味しかったです。
名物、瓢箪の漬物も入ってました。
因みに、スイカ、レンコン、
ナス、タケノコ(孟宗竹)、
落花生も同時に伝えられたものだそうです。
お腹が満足したところで、平等院鳳凰堂を
訪れました。
南門入り口で
宇治観光ボランティアガイド
4名の方々とお会いし、
1班10-11名の4班に分かれてガイドを
してもらいました。
観光客が多く、
マイクは使用しないとのことで
ガイド1人当たりの担当人数は最大10名までと
決めているそうです。
私の班には女性の方が
担当していただきました。
平日にもかかわらず外国人を含む
観光客が多数訪れているなか、
順路に従って、建築様式や、
2羽の鳳凰の大きさが僅かに違うこと、
view pointなど丁寧に説明していただきました。
この間、観光客が多い中でグループを
纏めることに気を使いながらの説明に、
有名観光地ならではのご苦労が窺われました。
次に案内していただいたのは
宇治市のもう一つの世界遺産、
宇治上神社でした。
平等院から宇治川にかかっている
朝霧橋を渡ると【宇治神社】がありました。
宇治神社からさらに山の方に向かうと
山裾にあたるところに
【宇治上神社】がありました。
まず正面に拝殿があり、その後ろ側に
本殿という配置になっていました。
(拝殿)
(本殿)
この神社は、平等院の鎮守社として、
頼通によって同時期に建立されたと伝えられ、
宇治川を挟んで平等院と向かい合うように
建っているそうです。
本殿は平安時代後期に
建立された現存する
日本最古の神社建築、
拝殿は鎌倉時代の
ヒノキを使用した寝殿造りで
いずれも国宝です。
ご祭神には、
仁徳天皇・応神天皇
・菟道稚郎子命
(うじのわきいらつこのみこと)
が祀られているとのこと。
一方、世界遺産ではありませんが、
宇治川を渡ったところにあった
【宇治神社】には
菟道稚郎子おひとりが祀られているとのこと。

(宇治神社)
明治期の分社化までは、
2つの神社はひとつと考えられていて、
「宇治離宮明神(八幡宮)」
と呼ばれていたそうです。
また、離宮というぐらいですから
宇治神社は菟道稚郎子命
(うじのわきいらつこのみこと)
の宮跡と伝わっているそうです。
分社化と、建築物としての重要性から
宇治上神社は国宝、世界遺産になっただけで
地元の人々にとっては宇治上神社と宇治神社は
今でもなじみの深い
ひとつの神社なのではないでしょうか。
菟道稚郎子命については、
父が応神天皇、兄に後の仁徳天皇を持つ
聡明な皇太子だったそうで、
応神天皇没後、兄に皇位を譲るために
自殺した人物と伝えられているそうです。
一緒に歩いていたHさんが
「菟道稚郎子命
(うじのわきいらつこのみこと)」と
「宇治」はひょっとして関係あるのかな?
とおっしゃっていたのが
気になって調べてみたのですが
なんと大当たり!
宇治の地域は北、東、南の3方を山に囲まれ、
「内」から「宇治」に転じた説もあるようですが、
菟道稚郎子命が
大阪の河内から宇治に向かう道中で
迷っていたとき、
一羽のウサギが振り返りながら案内した、
という言い伝えから
「菟道」という地名がついたとされ、
いつしか「宇治」に転化したというのが
通説のようです。
宇治上神社のガイドを受けた後は
宇治橋、京阪宇治駅近く、
お茶と宇治のまち交流館「茶づな」で
宇治観光ボランティアガイドの代表を含めた
4名様と、福井県参加者41名が
揃っての意見交換会が催されました。
まず宇治観光ボランティアガイドさんからは、
新人がなかなか入らない人手不足状態が
あるとの報告がありました。
総勢80名いるそうですが、昨年は約6000名、
今年は大河ドラマ「光る君へ」の影響もあり、
上半期で約5000名ガイドしたそうです。
一人当たりの最大ガイド数は10名ですから、
単純に計算すると今年上半期では
一人当たり月6回ガイドしたことになります。
有名観光地のガイドさんはうれしい悲鳴
かも知れませんが大変と思いました。
そのほか、最初に述べましたように
団体により立ち位置が異なることが紹介され、
今後もこのような意見交換会が
必要と思いました。
最後に今回の企画・運営をしていただいた
福井県観光ボランティアガイド連絡協議会、
そして同行していただいた
事務局、荒木敬司様、川下貴代子様、
同行時の丁寧で親切な対応に感謝します。
またの機会でも宜しくお願いします。
楽しく勉強になった
1日ありがとうございました。
by山田茂夫
【宇治上神社】について】
応神天皇、莵道稚郎子命
(うじのわきいらつこのみこと)、
仁徳天皇を祀る神社。
もとは下社の宇治神社と一体で、
平等院の鎮守社とも。
小さな山寺を思わせる山門をくぐると
正面に鎌倉時代建立の拝殿が、
その奥で国宝の本殿が迎えてくれる。
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